今回は、「3週間の短期留学に求めるもの」というテーマでお話しします。
3週間程度の留学を検討されている方の中で、「そんな短期間で何が身につけられるの?」と疑問を持たれている方も多いはず。
そんな疑問を解決できたらと思います。
この記事を書いている私は2014年2月に3週間アメリカ・サンフランシスコに短期留学を経験しました。
結論から言うと、「3週間ほどの短期留学に語学力向上を求めてはいけない」ということです。
もちろん経験上、まったく意味がないとまでは言いません。少しは意味があります。
今まで知らなかった単語を発見したり、この場面でこういう言い回しをするんだと新たな発見があったり。
留学する前に比べて語学面でも確実にレベルアップはできると思います。
自分もそう実感しています。
だからといって、流暢に話せるようになったり、言っていることが理解できるようになったりという感覚は残念ながら3週間の間では得られませんでした。
ただ、確実に変わったこともあります。
この記事では、短期留学に何を求めて留学したら良いのか経験を踏まえお伝えします。
文化の違いを身をもって感じに行こう

まずは、日本と海外の文化の違いを感じに行きましょう。
日本と海外では生活様式など違います。
日本では当たり前のことが通用しなかったり、日本ではありえないことが普通に目の前に起きたりしています。
短期間の留学中生活の中でも、それらを感じ取ることができます。
テレビやネットなどで事前に聞いたり、見たりした情報もあると思いますが、実際に現地で体験してみることにすごく価値があると思います。
私が特に印象的だったのが、
お菓子を食べながら、お客さんと話しながらバスを運転する運転手。
バス停以外の場所で急にバスを止めて、コーヒーショップにコーヒーを買いに行く運転手。
日本だとあり得ないことが当たり前に起きていました。
こんな経験ができるのも、かなり貴重だと思います。
本当にいい経験になりました。
積極性を身につけに行こう

続いては、積極性を身につけにいきましょう。
私もそうなんですが、日本人はどうしても遠慮しがち。
授業中での発言も、なかなか勇気がいったりしますよね。
海外の人たちはとにかく積極的なんです。
授業中に身をもって体感しました。
疑問に思ったことは、すぐ先生に質問をして、それに対して他の生徒が意見をする。
最後は先生そっちのけで、生徒同士が討論し合っているという状況に…笑
とにかく海外の方は積極的です。
私も負けじと無理やり質問を考えて、先生に質問するように心がけました。
それでも、周りに比べたらまだまだだったと思います。
このように、日本人同士では身につけることが難しい積極性をこの留学の期間に身につけたらいいと思います。
授業中は気を抜かず、疑問点があればすぐ手を挙げて発言する。
そのくらいの心構えで臨んだら積極性が鍛えられると思いますよ。
海外に対する殻を破る

3つ目は海外に対する殻を破りにいきましょう。
どういうことかというと、海外に対しての抵抗をなくすということです。
私の場合、まだアメリカに短期留学する前は、海外に対して少し抵抗がありました。
抵抗があるといっても嫌いとかそういうことではなく、単純にビビってしまうというか。
外国人に英語で話しかけられたら委縮してしまったり、緊張したり、そういうことです。
海外はずっと興味はありましたし、憧れでもあったんですが実際に、その環境に身を置くと委縮してしまいそうな気がして。
そのような壁を突き破るには短期留学はとてもいい選択だと思います。
世界中から生徒さんが語学学校に集まっていますし、それぞれの価値観、文化、バックグラウンドなど持っています。
そんな環境で積極的にコミュニケーションをとっていくことで徐々に自分自身の世界観が広がっていくことが感じられるはずです。
留学に行く前と、行った後を比べて、確実に外国人に対して積極的に声をかけられるようになりました。
街で困っている外国人を見かけると声をかけてみたり、以前の自分ならできていなかったはずです。
話しかけたいんだけど、恥ずかしくて消極的になってしまうという人は、この留学を機に殻を破ることを目標にするといいと思います。
世界中に友達をつくる

最後は、世界中に友達をつくるという点です。
私は正直、この点については疎かになっていたといいますか、そもそもあまり重視していなかったです。
なので、この記事を読んで短期留学を考えている方には、せっかくお金と時間を使って貴重な体験をしに行っていますし、
後悔して欲しくないので「世界中に友達をつくる」ということも頭にいれて留学してほしいと思っています。
定期的にお互いの近況を報告し合えたり、お互いの国に旅に行った時に案内してもらえるような関係を作れればベストだと思います。
3週間程度の短期留学だと、そこまでの関係性を作れるか難しいところだと思いますが気持ちの持ちよう次第だと思っています。
私の場合は、「仲がいい友達ができたらいいなー」という程度で過ごしていたので、友達作りにそこまで積極的ではなかった感じでした。
どちらかというと、ひとりでいろんなところを巡って、文化や生活様式を体験して、というのがテーマとして大きかったからです。
もちろん、授業終わりにランチに行ったり、コミュニケーションを取ったりと交流はしましたが帰国後も連絡を取り合うというところまではなかったです。
私がもし、もう一度、短期留学するなら「世界中に連絡を取り合える友達をつくる」も留学テーマに取り入れると思います。
なので、これから短期留学を考えている方は、ぜひこの部分も短期留学のテーマに求めてはいかがでしょうか。
まとめ
今回の内容をまとめると、
1ヶ月以内の短期留学では語学力向上を求めるより自己成長を求めて留学した方が充実した短期留学生活が送れると思います。
「英語力上げるぞー!!」と奮起して行ったものの「数週間じゃほとんど身につかなかった」と落ち込むよりも
最初から、今回お伝えした4つのようなことを求めていった方が達成感もあると思います。
語学力のアップはおまけ程度で考えていた方がちょうどいいかもしれません。
短期留学に対して求めるものを明確にして、充実した留学生活を送って頂ければ幸いです。
今回の記事が、今後短期留学を考えている方のヒントに少しでもなればうれしいです。
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