その土地を訪れたら食べてみたい、その地域ならではのご当地グルメがありますよね。
埼玉県さいたま市浦和区にも、そんなグルメがあります。
それは「うなぎ」です。
うなぎで有名な地域は、ほかにもあると思いますが、浦和もそのひとつです。
この記事では、なぜ浦和がうなぎで有名なのかみていきましょう。
なぜ浦和にうなぎ?
江戸時代、浦和周辺は沼地が多く、川魚が多く生息する水郷地帯で、魚釣りなどを楽しむ行楽客で賑わっていました。
その行楽の人々に、沼地でとれたうなぎを出したのが始まりで、味の良いことが評判になり、中山道を行き来する人たちがわざわざ足を運んだということです。
時代が移り、水田耕作のために、地場のうなざはいなくなってしまいましたが、うなぎの蒲焼という二百年来の伝続の味は、浦和の地にしっかりと受け継がれています。
さいたま観光大使!浦和うなこちゃん
江戸時代から続く伝統の味「浦和のうなぎ」を広くPRするために誕生したキャラクターで、生みの親はアンパンマンの作者として知られるやなせたかしさんです。
浦和駅西口前には、浦和うなこちゃんの石像もあり、浦和を訪れた際の待ち合わせ場所やフォトスポットとしてもお勧めです。
浦和にお越しの際は、ぜひ浦和うなこちゃんを探してくださいね。
「浦和のうなぎ」は、さいたま市の伝統産業
さいたま市の風土や歴史に深く関わりを持ち、現在まで根付いている伝統的な産業の振興を図るとともに、
「さいたま市の伝統産業」及び「さいたま市伝統産業事業所」をさいたま市特有の貴重な地域資源として指定することにより、事業者の意欲向上や後世への継承に努めています。
この貴重な財産を「さいたま市ブランド」として、その存在と魅力を広く発言しています。
「浦和のうなぎ」は、「岩槻の人形」「大宮の盆栽」と並び、市の伝統産業に指定されています。
まとめ
江戸時代、浦和周辺は沼地が多く、川魚が多く生息する水郷地帯で、行楽客が多かった。
その行楽の人々に、沼地でとれたうなぎを出したのが始まり。
今は、地場のうなざはいなくなったが、伝続の味は、浦和の地にしっかりと受け継がれている。
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