海外のうなぎの食文化について!世界のうなぎ料理を学んでみよう




今回は、うなぎの食文化についてお伝えします。

世界のうなぎの食文化に興味がある人:日本以外にもうなぎが食べられているのか知りたいです。どんなうなぎ料理があるのかも知りたい。

こういった疑問にお答えします。

世界のうなぎ料理や食文化について知りたい方はぜひ参考にしてみてください。

外国人とのコミュニケーションや国際交流の際の話題に使えるはずです。

外国人観光客
うなぎは英語で「eel(イル)」だよ

世界でも食べられているうなぎ

日本では、うなぎの蒲焼きや、うな丼、うな重などのうなぎ料理が有名ですよね。

うなぎは日本特有の料理と思われがちですが、世界に目を向けると、

実は海外でも、うなぎは食べられているんです。

例えば、イギリスをはじめとしたヨーロッパ諸国や東南アジア、スウェーデンなどの北欧など、たくさんの国でうなぎが食べられています。

このように、日本だけに、うなぎを食べる文化があるということではありません。

うなぎ生産量世界一は中国

うなぎの生産量が世界一多いのは中国です。

うなぎの生産量が世界一の中国は、

  • 日本
  • 韓国
  • ベトナム
  • マレーシア
  • タイ

など約50カ国以上の国に輸出も行っています。

このように、日本だけがうなぎを食べるのではなく、たくさんの国でうなぎが日常的に食べられています。

世界では珍しい日本のうなぎの蒲焼き

うなぎは世界の多くの国で食べられていますが、「うなぎの蒲焼き」に関していえば食べる国はほとんどないんです。

日本のうなぎ料理=うなぎの蒲焼き

というイメージがある方が多いと思います。

しかし、世界に目を向けてみると、うなぎを蒲焼きで食べる文化が定着していないんです。

うなぎの蒲焼きは江戸時代から始まった料理と言われており、日本特有の食べ方といえます。

その調理方法が現代の日本まで続いています。

なので、日本に観光に来た外国人観光客が、うなぎの蒲焼きを食べたがっており、日本で食べたい料理のひとつとなっていることでしょう。

海外の人の反応は非常に美味しいとうなぎの蒲焼きに対する評判も良く、うなぎの蒲焼きは外国人の方もうならせる魅力を持っています。

世界のうなぎ料理の調理法

日本で、うなぎ料理といえば蒲焼きがメインですが、海外ではうなぎをどのように食べるのが一般的なのでしょうか。

世界のうなぎ料理の中でも一番多く食べられている、うなぎの調理方法は「うなぎの燻製」なんです。

うなぎの燻製は、塩漬けにしたうなぎを燻して、燻製焼きにします。

うなぎの燻製は、ヨーロッパ諸国、オーストラリアなど、いろいろな国で食べられているうなぎ料理です。

ところが、日本ではうなぎを燻製にした料理はあまりメジャーではありません。

個人的にそのまま燻製にして食べたり、キャンプやバーベキューなどのイベントでうなぎを燻製にしない限り、お店やスーパーマーケットで燻製のうなぎを販売しているところはないでしょう。

ただ、海外ではうなぎの燻製が主な調理方法になっており、うなぎの燻製がよく食べられています。

世界のうなぎ料理

それでは、世界のうなぎの食べ方・料理についてご紹介します。

世界では、うなぎの蒲焼きや燻製以外にも、日本では食べることが出来ないうなぎの食べ方や料理があります。

そんな世界各国のうなぎ料理を見ていきます。

【日本】うな丼

うな重と並んで代表的な日本のうなぎ料理です。

うなぎの蒲焼きをご飯に乗せた、シンプルな料理です。

【イギリス】ゼリーイルズ

Jellied Eels ゼリーイルズ

こちらの料理は「うなぎのゼリー寄せ」です。

イギリスでも、うなぎは食べられています。

イギリスの中でも特に歴史のあるうなぎ料理が「Jellied Eels」です。

うなぎを粗切りにして、ゼリーにしている料理です。

日本ではなかなか受け入れられないような見た目です。

しかし、イギリスでは伝統料理として、お祝い事がある日などにも食べられます。

うす味ですが、うなぎも身がしっかりとしています。

【中国】鍋焼河鰻

鍋焼河鰻 うなぎの醤油煮込み

中国・浙江省寧波市の料理です。

うなぎの内臓を取ってから一度蒸します。

そのあとに醤油で煮込んで仕上げます。

うなぎの煮込み料理で、日本とは違い焼きません。

【フランス】マトロットダンギーユ

Matelote d’anguille マトロットダンギーユ

マトロットダンギーユは、うなぎをワインで煮込んだ料理です。

美食の国・フランスらしく、調理方法からもおしゃれな感じがします。

見も柔らかく、しっかりと味がしみ込んでいます。

【スペイン】アリ・ぺブレ

Alli Pebre アリ・ぺブレ

アリ・ぺブレは、うなぎをにんにくとパプリカで煮込み、ジャガイモを加えた料理です。

スペイン・バレンシア州で食べられています。

アリ・ペブレはバレンシア語。スペインで話されている言語はスペイン語だけじゃないんですね。

にんにく

バレンシア語:アリ(All)、スペイン語:アホ(ajo)

パプリカ

バレンシア語:ペブレ(Pebre)、スペイン語:ピミエントン(pimentón)

【ベルギー】アンギーユ・オ・ヴェール

Anguilles au Vert アンギーユ・オ・ヴェール

ほうれん草やオゼイユという酸味の強い葉っぱ、ハーブ、白ワインなどで煮込み、卵黄を加え仕上げる煮込み料理。

【ベトナム】ルン・サウ

ベトナムのうなぎ料理、ルン・サウは醤油風味のうなぎ炒めです。

ベトナムで食べられているうなぎは、私たちが普段食べている日本のうなぎとは種類が違います。

「田うなぎ」という種類で、日本で食べられているうなぎよりも小さく細い形です。

身に脂はなく、柔らかくヘルシー。

【ドイツ】アールズッペ

Aalsuppe アールズッペ

うなぎをぶつ切りにして骨を抜きます。

りんごなどの乾燥果物や野菜、肉を一緒に煮込んだスープ。

ドイツ北部にあるハンブルクの名物です。

ドイツ南部では肉料理中心ですが、

ドイツ北部はドイツで唯一海に面する地域なので、新鮮なシーフード料理が味わえます。

【まとめ】世界では日本以外にも色々なうなぎ料理がある

今回は、世界のうなぎの食文化についてお伝えしました。

うなぎは日本以外でも、世界中の多くの国で一般的に食べられています。

しかし、うなぎの蒲焼きは、うなぎの調理方法としては、海外では一般的ではありません。

蒲焼きは日本特有の料理です。

そのかわり、海外ではうなぎの燻製や煮込みが多くの国で一般的な食べ方だとわかりました。

また、世界には、その国でしか食べられていないうなぎの料理方法があります。

うなぎひとつとっても、世界にはいろんな食べ方がありおもしろいですね。

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