こんにちは。
今回は、香港を訪れたときは一度は必ず飲みたい定番ドリンク。「香港式ミルクティー」についてお伝えします。
みなさんは香港式ミルクティーを聞いたことがありますか?
その名の通り「香港式」というだけあってわたしたちが普段飲んでいるミルクティーとはひと味違うんです!
この記事では、
こういった疑問を解決していきます。
わたし自身も紅茶を飲むならほぼミルクティーっていうくらい大好きで、香港に行った時も飲んできました。
そんなわたしが香港式ミルクティーについてお伝えします。
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香港式ミルクティーの特徴や違い
まずは香港式ミルクティーならではの特徴や違いを見ていきましょう。
大きな特徴が2つあります。
特徴①:茶葉を感じるとにかく濃厚な味わい
初めて飲んだ時にまず印象的だったのが濃厚さです。
この味わいは普段わたしたちが飲んでいるミルクティーとは全然違いました。
日本でよく飲まれているミルクティーといえば、紅茶花伝、午後の紅茶、リプトンといったところでしょうか。
これらのミルクティーとは濃厚さが全然違いました。
渋みも感じるんだけど、そんなにしつこさを感じないというか。
そんな絶妙な感じなんですよね。
強いて言うなら、「午後の紅茶 茶葉2倍ミルクティー」ってあったと思うんですけど日本で飲んだものではそれが一番近いかなと思います。
特徴➁:エバミルクを使ってコクを演出
香港式ミルクティーは濃い目の紅茶にエバミルクが入っています。
エバミルクは砂糖が入っていない練乳のことです。
わたしたちがよくいちごとかにかける練乳はコンデスミルクといって砂糖が入った加糖練乳といわれているものです。
それに対しエバミルクは無糖練乳といわれています。
このエバミルクが香港式ミルクティーならではのコクを演出しています。
「香港式ミルクティー」を広東語で言ってみよう
日本語では「香港式ミルクティー」と呼んでいますが、実際、香港ではなんと呼ばれているのでしょうか。
この3つの呼び方があります。
でも、だいたい「港式奶茶(コンセッナイツァー)」で通ってるみたいですね。
見てください。この写真。
実際に、現地のセブンイレブンで、ペットボトルで売られていたのですが「港式奶茶」と書かれています。
香港式ミルクティーの歴史を紐解く
続きまして、なぜ香港でミルクティーが有名でよく飲まれているのでしょうか。
香港の歴史から紐解いてみましょう。
歴史①:イギリスの文化が入ってきた!
香港でミルクティーが広がったのはイギリスの影響なんです。
昔、香港はイギリスの植民地になっていました。
イギリスでは紅茶に牛乳と砂糖をいれて飲むミルクティーは一般的でした。
よくアフタヌーンティーという言葉を聞いたことはないでしょうか?
あれはイギリスの一般的な習慣だそうです。
その文化がイギリス人によって香港に渡ってきました。
歴史➁:牛乳ではなくエバミルク
なぜ牛乳ではなくエバミルクが使われたのかというと香港は以前イギリスの植民地であったため、その時に住んでいたイギリス人によって紅茶を飲む習慣が広がりました。
そのころはまだ新鮮な牛乳を入手することが難しかったためエバミルクを牛乳の代わりに使うようになったのだといわれています。
歴史➂:昔は高級品だったミルクティー
ミルクティーが香港に伝わってきた最初の頃はホテルやレストランで提供されるお高い飲み物とされていました。
当時は現地に住んでいる香港人たちには馴染みのない高価なものだったんです。
それから20世紀に入るとレストランやイギリスから入ってきた西洋料理が広がり始め現地の人たちにも一般化していくようになりました。
そして香港の街の喫茶店などでミルクティーが一般的に提供されるようになっていきミルクティーを飲む文化が定着していったといわれています。
香港人が愛するミルクティー文化
香港人はミルクティーが大好きです。
普段の習慣やミルクティーに対する熱いこだわりをみてみましょう。
その①:香港のティータイムには欠かせない
香港人にとってミルクティーは生活必需品?(笑)というくらい浸透しています。
茶餐廳(チャーチャーテン)といわれている香港式のカフェではスイーツやパンなど軽食と一緒にミルクティーを飲むことが一般化しています。
東京の飯田橋にも香港式のカフェがあるのですが、そこに行った時もみんなおしゃべりを楽しみながらティータイムを満喫していました。
その➁:ミルクティーの香りと滑らかさにうるさい香港人
香港人はミルクティーの評価には厳しいみたいです。
特に香りや滑らかさを重視しています。
普通は3種類ほどの茶葉をブレンドしますが、お店によってもこだわりがあって5種類以上の茶葉をブレンドして作っていたり。
香港式ミルクティーのレシピは企業秘密とされているものが多いらしく作り方を秘密にしているお店も多いんだとか。
香港人の舌を唸らせるミルクティーを作ろうと思ったらかなり長い時間をかけて研究しないといけなさそうですね(笑)
香港式ミルクティーといえば牛さんカップ
香港式のカフェで提供されるミルクティーは味わいだけではありません。
このかわいい牛さんカップも特徴なんです。
見てください。かわいいデザインじゃないですか?(笑)
これは茶餐廳(チャーチャーテン)といわれている香港式のカフェでしか目の当たりにすることはないカップでしょう。
ちなみに左のパンは「ポーローパオ」という香港式のメロンパン的なものです。
香港式ミルクティーが飲めるお店
香港に行けば街中にある茶餐廳(チャーチャーテン)といわれるカフェで飲むことができます。
しかし、それ以外でも手軽に飲むことができます。
あと、日本にいながらも本場の味を楽しめるのでチェックしてみましょう。
その①:現地のコンビニでも買える香港式ミルクティー
香港に行った時に香港式ミルクティーが飲める場所はカフェだけではありません。
街中のコンビニでも「港式奶茶(香港式ミルクティー)」という名称で販売されています。
今回は2種類ご紹介。
手軽に本場の味を楽しむことができますよ♪
空港にもペットボトルタイプが売っていたのでリピートしちゃいました(笑)
その➁:日本で本格的な香港式ミルクティーが飲めるお店「香港贊記茶餐廳」
東京・飯田橋にある「香港贊記茶餐廳(ホンコンチャンキチャーチャーテン)」では本格的な香港料理が味わえます。
まるで現地に行ったような気分になれる香港カフェです。
香港式ミルクティーはもちろんのこと、香港を代表するスイーツ「エッグタルト」も食べることができます。
香港のティータイムを楽しみに行ってはいかがでしょうか。
その➂:通販でも買える!本場の香港式ミルクティーをおうちでも!
おうちでも本格的な香港式ミルクティーが飲みたい!って方にはインスタントの香港式ミルクティーはいかがでしょうか。
普段わたしたちが日本で飲んでいるミルクティーとは違う、本場の味をそのままお手軽に味わうことができます。
普段飲んでいるミルクティーとの違いを楽しんでみてください。
まとめ:渋みとコクが印象的なミルクティー
香港式ミルクティーの大きな特徴としては、
この2つが普段わたしたちが飲んでいるミルクティーとは違う部分です。
紅茶を楽しむ文化はイギリスの植民地時代に始まり、その習慣が今でも残っています。
香港人のミルクティーに対するこだわりはかなり強いものだと感じました。
みなさんも香港を訪れた際にはぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか。
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