「ネイティブなら12歳までに覚える 80パターンで英語が止まらない!」を使って英語学習をしました。
今回は、こちらの本についてレビューしたいと思います。
そういった疑問にお答えしたいと思います。
この記事を書いている私は、TOEIC200点からビジネスの面で使えるようになるまで日々英語学習を取り組んでいます。
英語に自信がない身ではありますが、同じような初心者の方や英語に自信の無い方の目線でお伝え出来るかなと思い書きました。
Contents
使う機会が多い言い回しのパターンを効率よく身につけることができる
英語のテキストや試験用の問題集を見たことあると思いますが。
これ絶対使わないよねというような例文が書かれていたりしますよね。
いつ使うの?とか、今後この場面に遭遇する確率はかなり低いよね、とか。
そういった文章を丸々覚えてもなかなか応用が利きにくかったりします。
器用な人だとなんとかなるかもしれませんが、私のように不器用な人であれば、なかなか柔軟に対応できなかったりします。
特に英語に自信が持てないうちは、なおさらだと思います。
それでは、なぜこのテキストが使う機会が多い言い回しのパターンを効率よく身につけることができるのか、私自身が感じたことも踏まえながらお伝えします。
この本はどういう構成になってるの
ネイティブの子供が覚える順になっている
子どもが成長するにつれて覚える順番で、言い回しを学べるようになっているんですよ。
私たちも、生まれてから大人になるにつれて、色々な表現を自然に身につけてきたと思うんですが。
子どもの頃であれば難しい言葉や言い回しは使わなかったと思うんですね。
なので、子どもが覚えられるくらい優しい順番になっているんです。
4つの年齢別の段階で表現を身につけられる
この本では、
6歳、8歳、12歳、18歳
というように年齢別に分かれたトピックで学習を進めることができるんです。
例としてどんな構成か見てみましょう。
最初の方は簡単な表現になっていまして、年齢を重ねるにつれてより大人っぽくなった表現になっています。
だからといって複雑な表現はなくて、日常的に使うようなフレーズが紹介されています。
穴埋めトレーニングで定着力をアップさせる
それぞれの年齢別のトピックの最後には、穴埋め問題があるんです。
こんな風になっています。
ここには、さまざまな例文が書いてありまして、空欄を埋めていく形になります。
答えは、すぐ裏のページに載っています。
ここに、書かれている例文は、できるだけ私たちが使う機会が多い言い回しになっていると感じました。
なので、実践にも活かせるのかなと思います。
問題をやっていく中で、わからないところがあれば、すぐ調べるのではなく、隣りに書いてあるヒントを参考にしましょう。
すぐ、答えを見たり、調べたりするよりか、自分が今持っているボキャブラリーの中で作ろうとして、
それでもダメならヒントを見て、できるだけ自力で絞り出すようにしたらいいかなと思います。
答えを見るのは最後の手段みたいな感じですね。
この本に期待できること
英語の出だしでつまずく部分を解消してくれる
私もそうなんですが、言いたい表現があったときって、出だしが分からなくて言葉が出てこないんですよね。
なので、出だし部分だけでも分かれば次につながりやすいと感じています。
この本は出だしをスムーズにしてくれるんです。
例えば、
どこまで行くんですか?
と言いたい時に、私は、
どこまで〜するんですか?
という表現が分からないことがありました。
ここでは、
Until where 〜 ?
という形が紹介されているので、この形に続けてパズルのように文をあてていけばいいんですね。
Until where will you go?
このような感じで出だしが分かれば次につながりやすいんです。
パターンを定着させてくれる
先程の項目で少し触れましたが、パターンが決まればあとはパズルのように表現を組み立てあげればいいということが分かります。
まずは、この本に書かれている基本的な決まりパターンをしっかり身につけることが大事だと思います。
それが定着すれば、あとはボキャブラリーや使える単語を増やして表現の幅を広げていけばいいかなと思います。
英語が口から自然と出てくる感覚に近づける
パターンが決まっている分、同じような言い回しや出だしは同じようになると思います。
それを繰り返しているうちに、自分の口に馴染んでいき意識せずに話せる感覚になる時があると思います。
私も全てではもちろんありませんが、いくつかのパターンはよく使ったりするので、考えずにスッと出てきたりします。
ただ、これはこの本をただ読んでるだけ、問題を解くだけではダメなので、実際に自分の口から発言しどんどんアウトプットしていきましょう。
私も、
〜するだけでいいです。という、
All you have to do is 〜
のパターンは仕事でよく使うので、すぐ出てくるようになりました。
実際に使ってみて感じたこと
日常生活に必要な言い回しがコンパクトにまとめられている
試験対策向けのテキストなどは、日常生活には応用しにくいフレーズが並んでいます。
その他の日常英会話のフレーズ集も日常英会話向けではあるものの、少し量が多い印象を感じました。
量が多いと、こんなあるんだー。って思いがちに。
ただ、この本は英会話ち使えるパターンかつ、量もコンパクトに整理されているのでスッキリしてます。
多すぎず、少なすぎず、繰り返し取り組みやすい
もしかしたら、人によっては、これだけ?と感じる方もいるかもしれませんが、
それくらいがちょうどいいのかなと思っています。
物足りなさを感じるくらいが、何度も同じパターンを繰り返し練習することができるので反復練習につながります。
個人的には、少な過ぎず、多すぎず、ちょうどよく感じています。
繰り返しの練習も、はかどりりやすいと感じます。
パターン化されていて、パズルのように組み立てるだけで表現が広がる
私たちも日本語を話すときには、すべての文章を丸暗記している訳ではないと思います。
ある一定のパターンや表現を固まりとして、頭にインプットしていて、それを瞬時に組み立てて話している感覚ですよね。
この本は、私たちが日本語を話す時と同じ感覚に近づけるように導いてくれます。
話せる英語を身につけたい初心者には最適
私もオンライン英会話を受けたり、実際に外国人と話したり、ひとりごと英会話したり。
そうしていくなかで決して難しい文法は使っていないことがわかったんです。
この本に書いてあるパターンはどれも基本的な文法で作られていると感じました。
なので、初心者にとってもハードルの低い学習本になっています。
使ってみて自分の生活がどう変わったか
実際に仕事で外国人との会話で使えた
いままでは外国人の方への対応が遠慮がちになっていたんです。
というのも、ちゃんと話せなければ申し訳ない、迷惑をかけてしまうなどの気持ちがあったからです。
ただ、ここで学んだフレーズを実際にぶつけてみることで、伝わった!という自信になり、ミスを恐れずどんどん話せるようになりました。
外国人との会話の中で「あ、あそこに載ってた表現だ!」を実際に感じた
あるフィリピン人の方との会話のことなんですが。
その方が、
That’s why 〜
とおっしゃたんです。
その時、あ!あの表現だ!と思い嬉しい気持ちになりました。
だから〜なんです。と、
理由を伝えてたことが理解できました。
独り言英会話で表現の幅が広がった
英会話練習として、ひとりぶつぶつ英語を話すんですが、その時のことです。
この本で身につけたパターンや他のテキストで新しく身につけた表現、YouTubeで身につけた表現。
これらを組み合わせることで独り言で言える幅も広がりました。
オンライン英会話でも会話が弾むようになった
私が今まで苦手としていた表現がありまして。
否定の疑問文なんです。
〜しないんですか?
〜しなくていいんですか?
これは一部ですが、このような表現をどう表せばいいかいまいちわからなかったんです。
ただ、この本では、これらの表現がのっていました。
なので、オンライン英会話で積極的に使うことで会話がやりやすくなりました。
今後どんな未来が待っているのか
外国人に対して手助けができるようになる
基本的なパターンを身につけて、それを応用していくことで表現の幅が広がります。
そうすると、言えることも増えます。
困っている外国人や助けを必要としている外国人に対して対応できるようになると思います。
英語を使って仕事ができるようになる
私自身が経験しているのですが、英語を仕事に活かすことができるようになると思います。
私の仕事は、正直、特に英語が話せなくても問題はありません。
ただ、英語を使うことでアプローチできる客層が広がっていき成績アップにもつながります。
周りと差をつけるツールがひとつ増えると感じています。
この本に書いてあるパターンを使って、それを実現できました。
実践の英会話において自信が持てるようになる
英会話において、自信ってすごく大切な要素だと思うんですね。
ひとつでも多くの言えることを持っているほうが自信を持って話せるようになるはずです。
英会話中級者以上には物足りなく感じるかも【デメリット】
ひと通り読んでみて感じたデメリットもお伝えします。
ネイティブの子供が大人になる過程で、覚える順番で学ぶことができます。
ただ、英会話中級者以上になってくると物足りなさを感じるのかなと思いました。
そのレベルになってくると本格的にビジネスで深い議論までできる英語力を目指してるとか、
基本が既に身についた上で、さらに高いレベルの英会話力を目指している方には違うかなと思います。
なので、英会話初心者や試験英語はわかるけど、英会話が苦手という方、シンプルなフレーズでコミュニケーションを取れるようになりたいという方には、すごく向いてると思います。
補足として感じたこと
自分が使うであろう表現でオリジナルな文を作る練習が大切
この本に書かれているフレーズや、使われている単語はどれも身近に起こりうる表現になってます。
ただ、より実践で使えるようになりたいなら、自分オリジナルな文を作って練習した方がいいと思います。
それも実際に自分が使っている場面をイメージしてです。
そうすれば、この本に書いていることをさらに活かせると思います。
英語の基礎力に自信がない人は文法からおさらいをおすすめ
私が、かつてそうだったように中学英語もあいまいな状態の方ですとか。
自信のない方であれば、まず中学高校の英文法をひと通りおさらいしてから、やったらより効果的だと思います。
パターンは決まっていますが、実践に生かそうとなれば、その後に続くフレーズは自分で作る必要があるからです。
実際に誰かと会話するときにはですね。
なので、基礎力に自信のない方は中高英文法が網羅されたテキストからやるか、並行して学んだ方がいいのかなと思います。
関連記事:【初心者向け】英会話のためにキク英文法を使ってみたのでレビューする【評判】
取り組みやすい量で無理なく英会話の基本パターンを身につけることができる【まとめ】
どうしても、大量の言い回しやパターンを詰め込み過ぎると嫌気がさしてきてしまいますよね。
適切な量であれば、そこに負担を感じず学習を進めることができると感じました。
「ネイティブなら12歳までに覚える 80パターンで英語が止まらない!」を使えば、シンプルに負担なく、実践的なパターンの習得に近づけるはずです。
あとは、いかに反復して、とにかく英語学習をやめないことが第一なので、一度読んだり、問題を解いただけでなく定期的に、この本の内容を取り入れて話す練習をやっていきましょう。
この記事を読んで少しでも、英語学習のお役に立てれば幸いです。