今回は、梅干しについて。
余計なものが入っていないシンプルで酸っぱくて、しょっぱい梅干しが食べたい!
こういったニーズにお応えします。
梅干しは酸っぱくてしょっぱい昔ながらの梅干しが好き!という方もかなりいるかとおもいます。
そして、近年の健康ブームも相まって、無添加食品やオーガニック食品など素材そのものにこだわりを求める人も増えております。
昔ながらの梅干しは、塩のみで漬けられており、余計なものが含まれていない、無添加の私たちの身体にとって優しい梅干しです。
ただ、現在では、塩以外にも添加物の入った梅干しが多く販売されています。
私も自分自身の身体のことを考えて、塩のみで漬けられた梅干しを探していました。
実際にスーパーに足を運んで調べてみたところ数は少ないですが、販売されていました。
また、無添加と、そうでない梅干しとの見分け方もお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
スーパーで購入できる無添加の梅干し
私自身も、塩だけで漬けられた無添加の梅干しを探していましたが、すぐには見つけることができませんでした。
実際に、昔ながらの無添加の梅干しは、スーパーでは取り扱いされている量が少ないです。
ただ、種類は多くはないですが、一般的なスーパーでも販売している無添加梅干しはあります。
成城石井
ライフ
ベルク
※他にも販売されているスーパーはあるかと思います。
無添加の梅干しは販売されている種類が少ないため、近くのスーパーに必ずしも売っているわけではありません。
私の体感としては、梅干しコーナーの中で1種類ほどでしょうか。
近くのスーパーで見つけるのが難しい場合はネット通販もありますので活用しましょう。
無添加の梅干しがスーパーに少ない理由
ここまででお伝えしたように、現在主流の梅干しは、塩以外でも味つけされたもので、昔ながらの梅干しはあまりスーパーに並んでいないことがわかりました。
無添加梅干しがスーパーにあまり置いていない理由は、減塩志向があるといわれています。
昔ながらの塩だけを漬材料にした梅干しは塩分量が約20%と言われています。
近年では、減塩が推奨されているので、塩分のとりすぎは体に負担がかかるといわれています。
そして、若い世代は酸っぱい梅が苦手で、昔ながらの塩分が多く酸っぱくてしょっぱい梅干しはあまり受け入れられない傾向にあります。
そういった理由から、甘めに味付けされた梅干しが主流となった模様です。
本物の梅干しが好きな方にとっては、現代の好みにアレンジされた梅干しでは、物足りないと感じる方も多いかと思います。
無添加の梅干しと添加物ありの梅干しの見分け方
無添加の梅干しは、塩のみで漬けた無着色で、昔ながらの酸っぱい梅干しです。
味はとてもすっぱいですが、梅干し本来の味を楽しむことができます。
無添加の梅干しなのか、そうでないかは、パッケージ裏面の【名称】と【原材料名】から確認することができます。
昔ながらの無添加の梅干しの場合は名称が「梅干し」となっており、原材料名は「梅、塩」と書かれています。
梅干しに色を付ける際に、赤紫蘇を使う事があります。
そのため、「赤紫蘇」の記載がある商品もあります。
調味梅干しの場合は、名称が「調味梅干し」となっており、原材料名には様々な添加物が記載されています。
梅干しによく使われている添加物としては、
還元水飴、調味料(アミノ酸等)、発酵調味料、甘味料(ステビア、アセスルファム)、野菜色素、酸味料、香料などがあります。
栄養の違いについて
「調味梅干し」には、先ほどもお伝えしたように、添加物が多く含まれております。
色を良くするために発色剤や着色料、甘さをつけるためのスクラロース、長持ちさせるための保存料など。
それに対して、昔ながらの梅干しに添加物が入っていない理由は、高い塩分量があるからです。
この塩分濃度が保存料の代わりをしてくれて、長持ちさせるための大切な役割を果たしています。
ただ、最近の梅干しが甘い理由は、甘みをつけるための添加物もありますが、「調味梅干し」は作るときに塩で漬けた梅干しを、一度水につけて洗い流します。
そのときに塩は水に流れていき、しょっぱさが少なくなってしまいます。
昔ながらの梅干しの塩分濃度は約20%に対して、最近の梅干しは10%以下が一般的となっています。
そのとき、梅干しの塩を洗い流す段階で、栄養素も一緒に抜けてしまっています。
梅干しの代表的な栄養素として、クエン酸というものがあります。
クエン酸は水に溶けてしまう特徴があるので、梅干しを水で洗ってしまうと塩と一緒に流れてしまいます。
なので、「調味梅干し」は無添加の梅干しの半分程度しかクエン酸が含まれていないとも言われています。
無添加はちみつ漬け梅干しの購入について
酸っぱさとしょっぱさがある昔ながらの梅干しですが、お子さまや若い方は、酸っぱい梅干しが苦手という方が多いのではないかと思います。
- できるなら体のことも考えて、無添加のはちみつ漬けの梅干しがいい。
- 酸っぱい梅干しが苦手だから、はちみつ漬けのものがいい。
こういった方もいるかと思います。
酸っぱいものが苦手、塩分の高いものを控えたい、という消費者のニーズに合わせた無添加の梅干しも増えています。
実際に、無添加の梅干しにも、はちみつ漬けや減塩の商品も販売されています。
ただ、スーパーには取り扱いが少ないです。私も見た限りだとはちみつ漬けや減塩梅干しは、何かしらの添加物が入っている印象でした。
なので、無添加のはちみつ漬け梅干しや減塩梅干しを食べるならネット通販で探すのがおすすめです。
無添加だけではなく無農薬にもこだわるチェックポイント
梅干しは、梅の実を作る段階で農薬が使われている時があります。
無添加以外にも、無農薬にもこだわる方であれば、オーガニック(有機栽培)JASマークのついた商品にも目を向けてみましょう。
有機JASマークのついた梅干しは、農薬や化学肥料は一切使用されておらず、自然栽培されている梅を使って作られています。
梅干しは皮ごと食べるものですので、無農薬であれば、無添加に加えて、さらに安心して食べることができます。
体に良いものが食べたいという健康志向の方も多いので、無添加だけではなく、無農薬にもこだわる場合には、JASマークをチェックしてみることをおすすめします。
無添加の梅干しを使った簡単レシピ!梅干し+ごはん
実際に、無添加の梅干しで作って食べた簡単レシピを紹介します。
その他の材料も無添加にこだわりました。
【梅干し+ごはん】
▼材料
梅干し
ごはん
▼作り方
温かいごはんを用意して、その上に梅干しをのせて完成。
梅干しを崩しながら食べます。シンプルすぎる一品です。
▼コメント
いわゆる日の丸弁当ならぬ、日の丸ごはんです。少量の梅干しでもごはんが進みます。
まとめ
今回は、無添加の梅干しの見分け方についてお伝えしました。
- 種類は少なめだが、無添加の梅干しはスーパーでも購入可能
- 無添加梅干しと調味梅干しには栄養にも差があり
- 無添加梅干しと調味梅干しの見分け方は、裏面の【名称】と【原材料名】から確認する
- 無添加だけでなく、無農薬にもこだわるならJASマークを確認
- 無添加の梅干しにも、甘いはちみつ漬けや減塩の商品があり
ということで、今回は以上です。
無添加の梅干しとそうでない梅干しを見分けて、体に優しいものを食べましょう。
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