こんにちは。
世界の料理が大好きなAkiです。
今回はエッグタルトについてお伝えします。
香港やマカオで有名なスイーツといえばエッグタルト!
そんなエッグタルトですが香港とマカオではちょっと違いがあります。
この記事を読めばこんなことがわかります。
海外文化に興味のあるわたしが、そんな疑問を紐解いていこうと思います。
香港式、マカオ式、両方のエッグタルトを食べたことのあるわたしが違いについて解説します。
Contents
香港式エッグタルトの特徴
まずは香港式エッグタルトの特徴をお伝えします。
香港式の特徴①:パイ生地かクッキー生地を使っている
香港式エッグタルトの生地には大きくわけて、
の2つに分かれています。
パイ生地の方はラードを使っておりサクサクした食感を楽しむことができます。
飲茶や茶餐庁と呼ばれる香港の喫茶店などではパイ生地スタイルがよく販売されています。
クッキー生地のエッグタルトはバターの芳醇な香りとクッキーに似ている食感を楽しむことができベーカリーショップに多く販売されています。

どちらのタイプも時間が経ってしまうと生地がしなっとなってしまうので、できるだけ早めに食べることをおすすめします。
わたしも買ってその場で立って食べました(笑)
できたてならさらにおいしいと思いますよ。
香港式の特徴➁:表面に焼き目がなくツルツルしている
香港式エッグタルトの見た目で一番分かりやすい特徴は焼き目が付いておらずツルツルきれいに仕上がっています。

まるでワックスをかけたような床(笑)
中身はプルプルで、どちらかというとプリンのような感じ?って印象も受けました。
プルプルでトロトロなので食べる時にこぼしてしまわないように注意しましょう。
マカオ式エッグタルトの特徴
続いてマカオ式エッグタルトの特徴を見てみましょう。
マカオ式の特徴①:パイ生地を使用
外はサクサクでパイ生地を使った土台はバターの風味が効いています。
中身は卵と生クリームの風味が濃厚で程よい甘さに仕上がっています。
マカオ式の特徴➁:表面に焼き目がついている
表面に少しこんがり焼き目が入っているのがマカオ式のエッグタルトのいちばんの特徴です。

マカオのエッグタルトは「葡式蛋撻」と現地では呼ばれています。
葡とは「ポルトガル」を意味する感じでポルトガルスタイルのエッグタルトです。
香港の食文化とエッグタルト
香港はかつてイギリスの植民地だったということもありヨーロッパの食文化も融合しています。
香港式エッグタルトはヨーロッパから伝わったといわれているお菓子です。
1940~50年代に香港のレストランで提供されるようになりました。
エッグタルトは香港では蛋撻(ダンタッ)と呼ばれるようになり有名になりました。
今では香港を代表する有名な香港スイーツとして世界に知られています。
エッグタルト以外にもポーローパオといったメロンパンのようなパンや香港式のフレンチトースト、香港式ミルクティーなど洋風チックな食文化がたくさんあります。
香港人にとってスイーツと香港式ミルクティーの組み合わせは最高のティータイムなんです。
マカオの食文化とエッグタルト
かつてポルトガルの植民地だったマカオには、数多くのポルトガル料理が伝えられています。
マカオ料理も香港同様に西洋の食文化が垣間見えます。
エッグタルトもそのひとつなんです。
もともとは「パティス・デ・ナタ」というポルトガルでは伝統的な庶民のお菓子がマカオに持ち込まれて、それをアレンジしたのがエッグタルトといわれています。
さらに大航海時代にポルトガルがマカオに到着するまでの過程にアフリカ、インド、マレー半島など立ち寄りつつマカオやってきたといわれています。
その地域の食材や調理法がとさまざまな食文化が融合し独自のマカオ料理が誕生したともいわれています。
香港式エッグタルトが食べられるお店
香港では街中のパン屋さんでも売っていますが日本ではなかなか見かけませんよね。
そんな香港式エッグタルトが食べられるお店を紹介します。
香港贊記茶餐廳(ホンコンチャンキチャチャンテン)【東京・飯田橋】
まるで現地に行ったような感覚になれる香港カフェです。
店員さんもお客さんもほとんどが香港人?中華系の人たち。
中国語が飛び交っていて昼下がりにはみなさんおしゃべりをしながらティータイムを楽しんでいます。
泰昌餅家(タイチョンベーカリー)【香港】
香港では名の通ったエッグタルトのお店です。
香港スタイルのエッグタルトの超有名店です。
1954年に創業し、長い間愛されている老舗。
香港のガイドブックの常連で、いつもお店の前は若い女性で賑わっているとのこと。
マカオ式エッグタルトが食べられるお店
続いてマカオ式のエッグタルトが食べられるお店を紹介します。
アンドリューのエッグタルト【大阪など】

日本では大阪・神戸など西日本をメインにお店があります。
関東には出店していないようです。
卵と生クリームをたっぷり使用したリッチな味わいがおいしいです。
本場のマカオや香港では「澳門安徳魯餅店(Lord Stow’s Bakery)」(ロード・ストウズ・ベーカリー)という名称でお店があります。
エッグセレント【東京・羽田空港、表参道、白金】
エッグベネディクトで有名なお店ですがエッグタルトも評判がいいようです。
ここのエッグタルトは焼き目のあるマカオ式です。
ナタ・デ・クリスチアノ【東京・代々木八幡】
マカオ式エッグタルトが食べられるポルトガル菓子店です。
行列ができることもあるという人気店です。
エッグタルトの賞味期限
エッグタルトは日持ちしないので買ったらすぐに食べるようにしましょう。
サイズもコンパクトなので食べ歩きには最適なスイーツなのでその場で食べられます。
ただし、中身がプルプル、トロトロなのでこぼさないように(笑)
現地であれば街並みを眺めながら味わうのもアリですね。
お土産として持って帰る際はお土産用に冷凍のものがあれば、そちらを選んだ方がいいでしょう。
食べる時はトースターで温めるとサクサクな出来立て感を楽しめます。
あまり焼きすぎると焦げてしまうので適宜確認しながら温めましょう。
まとめ:わかりやすい違いはこんがり焼き目があるか、ないか!
香港とマカオの食文化も踏まえながら2つのエッグタルトの違いについてお伝えしました。
ポイントとしては、
☆香港式
☆マカオ式
わかりやすい違いはこんな感じです。
見た目で分かりやすいのは焼き目があるかないかですね。
中身に関しては、そんなに大差は感じませんでしたがお店にもよると思いますが香港式の方がプルプルしていてやわらかい印象でした。
みなさんもぜひ香港式とマカオ式のエッグタルトを食べ比べしてみてくださいね!